アモリム監督、チーム立て直しへ強化策を実施
代表戦のために多くの主力がチームを離れるなか、マンチェスター・ユナイテッドはキャリントンで残留組10名を対象に追加トレーニングを行うことが分かった。マンチェスター・イブニング・ニュースによれば、ルベン・アモリム監督が自らセッションを監督し、チーム再建へ向けた重要な時間になると見られている。
不安定なシーズン序盤
ユナイテッドは今季序盤から浮き沈みの激しい戦いを強いられている。アーセナル戦では善戦しながらも0-1で敗れ、続くフラム戦は引き分け。さらにカラバオカップではグリムズビーにまさかの敗退を喫した。先週末のバーンリー戦では3-2で勝利し、ようやく光明を見出したが、依然として不安は拭えない状況だ。
残留組10名の顔ぶれ
今回キャリントンに残る選手は以下の通り:
- 新加入GK セネ・ラメンス(ベルギー代表落選)
- ハリー・マグワイア
- ルーク・ショー
- コビー・メイヌー
- メイソン・マウント
- トム・ヒートン
- タイラー・フレドリクソン
- ヌサイル・マズラウィ
- ジョシュア・ジルクゼー
- ディエゴ・レオン
彼らはコンディション調整やフィットネス強化を中心に取り組み、代表明け直後に控えるマンチェスター・シティとのダービーに備える。特にマウントやショーのような実績ある選手に加え、若手のメイヌーやフレドリクソンにとっては、アモリム監督からじっくり指導を受けられる貴重な機会となるだろう。
クーニャの負傷とチームへの影響
一方で、バーンリー戦で負傷したマテウス・クーニャは、ブラジル代表から招集を受けていたものの辞退。クラブ側の診断によれば、当初の懸念よりも軽傷で済む見込みだが、今後のスケジュールにどこまで影響するか注目される。彼の攻撃面での存在感は大きく、チームにとって痛手であることは間違いない。
立て直しを図るアモリム監督
アモリム監督は就任以来、戦術面だけでなくメンタル面でも選手に強い影響を与えていると報じられている。一部解説者からは「カリスマ性がなければ解任されていてもおかしくない」との厳しい声もあるが、クラブは依然として彼に信頼を置いている。今回の国際Aマッチデー期間は、彼にとってもチームの方向性を再確認し、基盤を整える大切な時間となるだろう。
今後の展望
プレミアリーグは間もなく再開し、最大の山場のひとつであるマンチェスター・ダービーが控えている。ここで結果を出せるかどうかは、シーズン全体の流れを左右しかねない。残留組の集中トレーニングが功を奏するかどうか、ファンや関係者の注目が集まっている。