リヴァプールは2025/26シーズンのチャンピオンズリーグ・リーグステージに臨む22名の選手登録を発表した。しかし、サポーターにとって衝撃だったのは、夏に大きな注目を集めて加入したフェデリコ・キエーザの名前がリストに含まれていなかったことだ。
理由は「非ホームグロウン枠」か
クラブから公式な説明はまだ出ていないが、UEFAの規定にある「非ホームグロウン選手枠」の影響が大きいと見られている。若手のリオ・ングモハが1枠を占めたこともあり、バランス調整の結果、キエーザが外れた可能性が高い。
一部メディアは、軽度のフィットネス不良や戦術的な適応の遅れも理由のひとつではないかと報じている。
登録メンバー一覧
- GK:アリソン、ジョルジ・ママルダシュヴィリ、フレディ・ウッドマン
- DF:ジョー・ゴメス、遠藤航、フィルジル・ファン・ダイク、イブラヒマ・コナテ、ミロシュ・ケルケズ、コナー・ブラッドリー、ジョヴァンニ・レオーニ、アンドリュー・ロバートソン、ジェレミー・フリンポン
- MF:フロリアン・ヴィルツ、ドミニク・ショボスライ、アレクシス・マック・アリスター、カーティス・ジョーンズ、ライアン・フラーフェンベルフ
- FW:アレクサンダー・イサク、モハメド・サラー、コーディ・ガクポ、ユーゴ・エキティケ、リオ・ングモハ
新戦力と注目ポイント
この夏の目玉補強であるアレクサンダー・イサクが無事登録されたことは朗報だ。彼がサラーやガクポとどのように共演するのかは、グループステージ突破のカギを握る。
また、フロリアン・ヴィルツやユーゴ・エキティケといった新戦力にも期待がかかる。若手のリオ・ングモハはサプライズ的なメンバー入りとなり、クラブの将来を担う存在としてアピールの場を得た。
キエーザを巡る不安と議論
一方で、キエーザがリストから外れたことについては、サポーターの間でさまざまな憶測が飛び交っている。SNS上では「戦術に合わないのでは」「フィットネスに問題があるのか」「ただの枠の問題だろう」と意見が分かれている。
イタリア代表でも実績のあるアタッカーが欧州の大舞台で姿を見せられないのは残念であり、チームの攻撃オプションが限定されるのではないかという懸念もある。
今後の展望
リヴァプールは今季、プレミアリーグに加え、国内カップ戦とCLを戦う過密日程を迎える。キエーザはリーグ戦やFAカップ、カラバオカップでの起用が中心となる見込みだが、調子を上げていけば冬の登録変更時にリスト入りする可能性も残されている。
エンツォ・マレスカ体制のもとで戦術的な完成度を高めながら、チームがどのようにキエーザを活用していくのかが注目される。