イングランド代表のマーカス・ラッシュフォードが、マンチェスター・ユナイテッドで厳しい立場に追い込まれている。ポルトガル人監督ルベン・アモリムが、彼に対して「変わるか、それともオールド・トラフォードで埋もれるか」と強烈なメッセージを送ったとThe Sun紙が伝えている。
アモリムは、27歳のラッシュフォードを6週間前から戦力外とし、彼を試合メンバーから完全に排除。ヨーロッパリーグの試合でルーマニアのFCSBとの対戦があったにもかかわらず、ラッシュフォードは遠征メンバーにすら選ばれなかった。
「ゴールキーパーのコーチを使ったほうがマシ」
この決断は決して個人的な感情によるものではなく、アモリムがチームに求める「基準」に合わないからだという。そして彼は、冗談とも本気ともつかない発言をしている。「今のラッシュフォードを使うくらいなら、63歳のゴールキーパーコーチを起用したほうがマシだ」と。なかなかエグいが、それほどまでに彼の姿勢に問題があると考えているのだろう。
一方で、アモリムは「ラッシュフォードに才能があることは認めている」とも述べており、彼が変わるのであれば再びチームの重要な戦力として活躍できる可能性もあるとしている。
「ラッシュフォードが本気でやる気を見せるなら、我々は彼を活用する。しかし、このチームには一定の基準がある。それに合わない選手は使わない。それだけのことだ。」
バルサ行きを夢見るも現実は厳しく
ラッシュフォードは「新たなチャレンジがしたい」と発言し、バルセロナへの移籍を希望していると報じられているが、現状ではマンUに干されている状態。出場機会がなければ移籍市場での価値も下がり、狙っているクラブも現れにくくなる。
アモリムは「うちのチームはラッシュフォードがいればもっと強くなる。でも、今はそのタイミングじゃない」と断言。ようするに、今のままでは絶対に起用しないということだ。
ラッシュフォードはどう動くのか?
彼がこのまま頑固に振る舞い、バルサ行きを狙うのか。それとも態度を改め、監督の求める基準に合わせるのか。サッカー界は才能だけではなく、プロとしての姿勢も評価される世界。特にアモリムのようなタイプの監督に逆らっても得はない。
ラッシュフォードにとっては選択の時だ。「変わる」か、「終わる」か。それとも、意地を貫いてマンUから脱出する道を探るのか。
果たして、この男のキャリアはどこへ向かうのだろうか——。