マンチェスター・ユナイテッドの中心選手だったマーカス・ラッシュフォードが、アストン・ヴィラにレンタル移籍。それも一時的な措置にすぎない。かつてはゴールを量産し、社会貢献活動でも注目された選手が、なぜここまで低迷したのか？Dailymail紙の報道をもとに、その背景を探ってみる。
彼女との破局 : 恋愛とキャリアの停滞
サッカー選手の私生活がプレーに影響を及ぼすことは珍しくない。ラッシュフォードも例外ではなかった。
長年付き合っていた幼馴染のルシア・ロイと2023年夏に破局。彼にとって安定した存在だった彼女との別れが、私生活の乱れにつながった可能性がある。
その後、リアリティ番組『Love Island All Stars』のグレース・ジャクソンとの関係が報じられたが、すぐに破局。グレース側は「彼は本気ではなかった」と発言したが、ラッシュフォード側は交際自体を否定。こうした報道が続くこと自体、彼の立場を不安定にしている。
夜遊びとプロ意識の問題
コンディション管理はプロ選手にとって重要だが、ラッシュフォードは度々問題を起こしている。
2024年1月には北アイルランド・ベルファストで「12時間飲み続けた」と報じられ、その影響で翌日の練習を欠席。監督テン・ハーグの信頼を損なった。さらに、イングランド代表から外れた際には、ニューヨークでNBA観戦を楽しむ姿が報道され、プロ意識が問われた。これに対し、ガリー・ネヴィルは「もっと自身の管理を徹底すべき」とコメントしている。
プロサッカー選手は、クラブやファンの信頼を得ることが大切だ。私生活の乱れがその信頼を損なえば、キャリアにも影響する。
ヴィラでの再出発は成功するのか？
ラッシュフォードのアストン・ヴィラ移籍発表時、ファンの間では「顔色が悪い」「以前より痩せたように見える」といった声も上がった。彼がかつてのコンディションを取り戻せるかどうかは不透明だ。
新天地でどこまで復調できるかが今後のキャリアを左右する。エメリ監督のもとで結果を出せれば再評価されるだろうし、そうでなければ過去の選手として忘れられる可能性もある。
ピッチ外の問題を整理し、本業に集中できるかどうかが鍵だ。